思いをも 心も人に染めばこそ  恋とゆう顔(ゆうがお)夏草(なつくさ)の  消ゆる間(ま)ちかき末(すえ)の露(つゆ)  元(もと)の雫(しずく)や世の中の  おくれ先立つ(さきだつ)二道(ふたみち)を  同じ思いに跡先(あとさき)の  別(わか)ちしどけも夏もみじ  梢(こずえ)の雨や覚めやらぬ  夢の浮世(うきよ)と行きなやむ    清元「色彩間刈豆」(いろもようちょっとかりまめ)かさね