E01 雨後探芳去 　 研石 様( 岡山　46歳　男性 ) 筆稼業ｗｅｂショップ

雨後探芳去
(読み方) 雨後(うご)芳(ほう)を探(たず)ねて去(さ)る。

雨後・・・雨のやんだあと、雨あがり
　芳・・・すぐれた人、賢者

平成６年(甲戌)の秋に書いた作品です。
半切に楷書体で作品を書くのは難しい。 その難しさは書いた人にしか、分からないであろう。
楷書体の作品は誰でも読める故に実力通りに出来上がる。 『たまたま上手く書けた』という事は有り得ない。
実は、この作品の草書体も同時進行で私は書き上げました。 草書体の作品を書く事は楽しくて、ラクでした。 ここに 草書体の作品を公開します。

F01 崔子玉座右銘　　　研石 様

無道人之短
［読み方］人(ひと)の短(たん)を道(ゆ)うこと無(な)かれ
無説己之長
［読み方］己(おの)れの長(ちょう)を説(と)くこと無(な)かれ
施人慎勿念
［読み方］人(ひと)に施(ほどこ)して慎(つつ)しんで念(おも)うこと勿(な)かれ
受施慎勿忘
［読み方］施(ほどこ)しを受(う)けては慎(つつ)しんで忘(わす)ること勿(な)かれ…

これは平成８(丙子)年に書いた作品です。
(作者小伝)
崔子玉(さいしぎょく)、たく郡の人という。級令(官位)となる。
後にこの銘を作り以って　自らを戒め、常に座右に置く。
　私も崔子玉さんのように、自らを戒めたいと思っていますが、ナカナカ・・・