E02 山中問答 木庭景牙 様( 東京都 男性 )
景牙書道ギャラリー
横45cm×縦35cm
問余何意棲碧山 笑而不答心自閑 桃花流水容然去 別有天地非人間
どういうつもりで緑濃き山中に隠遁しているのか、と問われても、
笑って答えず、心はのどか。
桃の花が川面に散って、はるかかなたへ流れ行く。
俗世間とは違う別世界が、ここにある
今年に入ってから「もっと漢詩の観賞をしよう!」と思い立ち、
読みやすそうな李白の詩選を一冊購入。
まだ「観賞する」というレベルには遠く及ばないが、とにかく読み進めていくと、
「この詩を書いてみようかな?」なんて思う。
この詩も、そんな中の一つではあるが、このWEB書道展の為に楷書で書いてみた。
六朝時代の力強い楷書・唐代の整った楷書では、この詩に合わないと思い、
柔らかい感じの創作楷書にしてみたのだが……。
他に李白の詩・句を小作品として書いたので、
近日私のHPにて公開予定。皆様!お時間があったら観てやってくださいまし。
F05 歳月不待人 木庭景牙 様
横35cm×縦45cm
歳月不待人
歳月、人を待たず。(歳月の流はあまりにはやく、人を待ってはくれない。)
あれもやりたい!、これもやりたい!と思いつつも、
現実には思っていることの半分も出来ず、時間だけがドンドン流れていきます。
マサに「歳月不待人」を実感している今日この頃です。一作目を出品してからあっと
いう間に一週間経ち、さて二作目はどうしよう?と考えた時、
この言葉を思い立ちました。
急ごしらえのインスタント作品ではありますが、
一作目同様ニギヤカシになればと思います。
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