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2:01 三笑
布山様:岡山・男性・70歳
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「三笑」さんしょう
大意=三人で大笑いすること。
中国の昔話に「虎渓三笑(こけいさんしょう)」というのがあります。
山中に閑居していた法師が訪ねて来た親友二人を見送って談笑しながら山道を通っていたら話しに夢中になって、俗世間との境界である谷川の橋は渡るまいと誓っていたのに忘れてしまい、山奥から聞こえた虎の遠吼えで橋を渡っているのに気付いて3人で大笑いしたという話であります。
実際に「虎渓三笑図」という画題もあります。墨作品「三笑」の中に、「虎渓三笑図」から谷川の橋を渡る3人の翁と山奥での虎を想像してコラボさせました。
誓いを忘れるほどの楽しい話をすることや、大笑いをすることは心が豊かになっていいことですね。
作品サイズ:約30×30cm
老灰紙に中筆で書きました。
色付けはPCペイント使用する。
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コメント
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秀涌 様ありがとうございます。
楽しく笑みのこぼれる日々を過ごしたいものです。 -
色々な虎渓三笑図があるようです。
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ペイントの絵と文字が合っていて可愛いです♪
おしゃべりして笑ってストレス発散して、
明日への活力になりそうです! -
気のあった友人同士で、話に夢中になって何かを忘れていたという経験は誰でもあるようですね。
ストレス発散には、笑いが一番効果的のようです。 -
一目で笑みがこぼれる書。説明を読みたくなります。そしてもなるほどと勉強になります。トラの住む山の怖い現実を忘れる友人との歓談。笑いって緊張の隣にあるのかも。
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こちく様コメントありがとう御座います。
笑みが振りまける人間になれればいいのですが、年をとると「意味不明の訳の分からんことばかり言うな!」と周りに叱られるばかりの昨今であります。 -
70歳なんですか?書がとってもお若いので驚いています。
きっとふだんからどんなものにでも愛着を持たれてるから、かような作品が作れるのでしょうね。 -
水木りょう 様コメントありがとうございます。
楽天的すぎるのが若さの所以なのでしょうか?「もう少しは物事にマジメで本気に取り組みなさい!」と周りに叱られてばかりです。
良否を見分ける眼力だけは持ちたいと思うのですが、なかなか難しいですね。 -
字そのものが笑っていて、楽しい作品ですね。
「虎渓三笑」の絵が加わることで、全体が物語りになっておもしろいです♪
眺めていると思わず笑がこぼれ、元気を貰える
楽しい作品ですね。虎渓三笑図とのコラボが素敵です。