k606 春さりくれば
ふゆごもり春さりくれば・・・
冬ごもりをしていたけれど春が来たので、草の庵を出て托鉢に村まで下りていった。すると道で子供らが春が来たとよろこんで手まりをついている。 ひふみよいむな(一二三四五六七)と子供たちがまりをつけば、私は歌い、私 がつけば子供らが歌う。春霞の立つこんな気持ちのよい日を暮らせるのは、な んとうれしいことか。
本紙サイズ(2枚とも) 横35cm 縦150cm
表具サイズ 横 160cm 縦 170cm 重量 4000g
都会に住んでいると四季の感覚も少しずつ薄らいでいきますが、自分にも子供
のころ待ちにに待った春が来て、薄い春霞の立つ中、日が暮れないでと願いな
がら楽しく夢中になて遊んだことを思いださせてくれる良寛さまの歌をかきま
した。
屏風はリバーシブルになっていて逆に折ることも可能で、裏にはやはり 良寛様の歌五つを古典仮名で料紙に書いてあります。いろいろなものを書きま すが、目にして安らぎをおぼえるものを書くことが好きです。興味のある方は わたしのHP、をみてください
屏風はリバーシブルになっていて逆に折ることも可能で、裏にはやはり 良寛様の歌五つを古典仮名で料紙に書いてあります。いろいろなものを書きま すが、目にして安らぎをおぼえるものを書くことが好きです。興味のある方は わたしのHP、をみてください
コメント
良寛様のやさしさが伝わってきます。屏風は簡単に間仕切りできるなど便利ですね。ホームページの作品たくさん、楽しませていただきました。これからもよろしくお願いいたします。
投稿者: こちく | 2006年07月10日 17:09
素晴らしい調和体ですね^^
とても勉強になります。
一人一党を貫く書風は心から敬服いたします
これからもよろしくお願いします。
投稿者: 牙城 | 2006年07月11日 07:40
過分なお言葉恐縮です(-"-;)
☆五葉先生のHP拝見いたしました。
和漢の古典を踏まえつつ、個性のある作品をお書きになられてるな、と感嘆いたしました。
最近は公募展の影響か、ともすると圧迫感を感じる作が多いですが、
それに比して、五葉先生の作品は、そっと優しく観者に寄り添い語りかける書だなと思います。 心がホッとします。
これからも宜しくお願い致します。
投稿者: 牙城 | 2006年07月12日 15:03
かわいらしい好感の持てる字です。にじみ具合も何とも言えないバランスの良さです。
投稿者: むんきち | 2006年08月04日 23:21
じんわりと心が温かくなって来る様です。ほっとできる作品ですね。
投稿者: 秀涌 | 2006年09月01日 22:02