放下著
ほうげじゃく=禅の言葉。「放っておけ」という意味。一文一語に執著し、物事の本質を見失ったとき、この一喝(いっかつ)により目を覚ます。
本紙サイズ 横24cm 縦58cm
表具サイズ 横31cm 縦112cm 重量 700g
さきがけ展に続いて、今回も発表いたします。
現在、「楷書」がめっきり少なくなった気がします。端整と気品、孤高なる
楷書の風情に目をつむり、安易に草書や流行の崩し字、ヘタウマな筆勢に
落ち着いてはいないだろうか……毎度のことながら、自分自身に問いかけ
ながら創作しています。
販売については、直接メールでお問い合わせください。
展示作品は、送料込みで8,000円です。
コメント
言葉にふさわしいすっきりした書きぶりで、軸の大きさも手ごろで色もいいですね。
毎回楽しみにしています。
投稿者: こちく | 2006年07月15日 14:40
御感想ありがとうございます。手ごろな大きさの掛け軸、というのはインテリアとしての販売を考えた場合に、かなり重要な課題だったりします。現代の住宅事情では床の間がないので大きな掛け軸は飾れませんし、額ぶちばかり溜まっていくのも……収納と見栄え、格式を備え持つ掛け軸の用美を追求していきたいですね!
投稿者: 戸川 光迺 | 2006年07月20日 21:06
無骨さが伝わる力強い作品ですね。
投稿者: むんきち | 2006年08月04日 23:14
無骨に古臭い字形を貫きたいです。いま流行の書体がどうも手に馴染まないので、楷書・行書を何度も何度も書くっきゃない。いま楷書とか行書というと「お葬式の字」「墓石の字」というイメージだそうです。……複雑な心境です(笑)
投稿者: 戸川光迺 | 2006年08月08日 10:25
迫力を感じる素晴らしい作品ですね。
投稿者: 秀涌 | 2006年09月01日 22:33
御感想ありがとうございます。迫力という点では、よく「男文字だね」と言われます。こうした作風ながら、平安の仮名文字に憧れるこの頃。流麗な連綿書にもチャレンジしてみたいものですね。
投稿者: 戸川光迺 | 2006年09月11日 13:25