圓(えん)=丸い、調和、循環、真理、平和
環境を語るとき、人間を中心とした合理・私欲の主義が思い浮かぶ。
一部の利便のために他の生命を軽視する。それらが滅亡しかけた頃に
偽善のような環境保護が叫ばれる。それまでに犠牲としてきた生命への
謝罪も悔恨も無しに。それは唐突にやってくるバランス・ゲームである。
地球は丸い。すべての生命の調和があってこそ息づく星。すべての資源が
循環し、ことごとく再生して生命の真理を目の当たりにする場所。
人間は、その一部でしかない。生命の競争が「争い」というのなら、
せめて無益な争いを無くし、身にも心にも平和を持ちたいと思う。
コメント
循環/平和の雰囲気が出てますね。頼もしいです。
投稿者: こちく | 2006年01月15日 01:58
ご高評ありがとうございます。少しでも自他一如(じたいちにょ)の禅味が表現できればと思います。先日「世界で起きている暴力をなくすために」というシンポジウムに参加した際、「環境破壊は自然生命に対する暴力であり、それを行っている人間が真っ先に滅亡することが自然の、平和のためという論理も成り立つ」という識者の発言を聴きました。恐ろしい予言かもしれません。みんな仲良く、とまではいきませんが、せめて暴力を振るわないで押し留まる世界であってほしいと思いました。
予断ですが「圓」の前に「観音」(かんのん=世の中のあらゆる声を聴く)という文字も考えました。一文字のバランスの難しさを、あとになって考えさせられています(´・ω・`)
投稿者: 戸川 光迺 | 2006年02月03日 23:06