Ⅰ18 楽―RAKU―:日本全国;

「楽―RAKU―」戸川 光迺作
戸川 光迺 様
東京都中野区  男性 34歳
mail homes.gif戸川光迺 書画ギャラリー

受注します
4位人気4位 おめでとうございます
「楽―RAKU―」戸川 光迺作



諸悪莫作 (諸々の悪をなすなかれ)
衆善奉行 (あまねく善を奉行せよ)
自浄其意 (自らこころを浄めなん)
是諸佛教 (これぞ諸仏の教えなり)

 

長びく不況にさらされる日本ですが、まだまだ捨てたものではありません。慎みふかく、人には親切、神仏を敬う心を忘れない日本人でありたいと思います。そのような国民性を持つ私たちだということを、一人ひとりが自覚して生きられますように。

悪いことしないで良いことしようぜ。マイナスイメージで見るのをやめよう。それが仏陀の教えだぜ!
楽の大文字に、仏教の根本を示した「七佛通誡偈(シチブツツウカイゲ)」を添えました。南無。

半紙に、35年ものの古墨「鉄斎清賞」を使用。

コメント(4)

楽というのは、善いことをすることなんですね。改めて知った気がします。
日本はこの国民性をもっと自慢していいと私も思います。
鮮やかな墨色と豊かな線が健康な作品となっていて魅力的です。

仁王立ちしている「樂」仏に、全ての諸悪が退散しているようです。
我々庶民も心を浄めるよう努力しなければいけませんね。

こちく様★大乗仏教でいう「楽」は現世の迷い苦しみを離れた境地を指します。「極楽」「寂滅為楽」などの用法があります。墨痕あざやかな書作品が自分自身も好む所であり、却って淡墨の表現にうらやましさを感じます。江戸時代・白隠禅師のにじみの多い字(おそらく途中で墨が足りなくなって思い切り水を足したであろう独特の淡さ)には興味あります。練習用紙ではうまくにじむのですけれどもねぇ……作品は濃墨、練習は淡墨というのが最近のスタイルです。

ふざん様★「仁王立ち」のコメント、嬉しく拝見致しました。文字は、伝えたい言葉の力(言霊)を運ぶ乗り物ですから、言葉の持つ力に負けないよう時にどっしりと、時に弾力の利いたしなやかな姿でありたいと思います。武道をたしなんでいた経験から、文字の“骨”の部分に力がみなぎっているか、脈が通っているか、常に自問しています。ありがたいことです。

課題以外の作品はこちら
みんなの展示室

展示作品

最近のコメント